午前四時

歩く。静寂を。切り取った絵の中に眠る。

影あそび。泥のような静寂。古いことば。


彼女の髪をなびかせる風が僕に吹く――彼女のゆくところ。

ナイフエッジ、水の流れゆく下で生き続ける。


少女は静寂に出逢う。終わらない会話。時計。

あそびの再開。散らかった静寂。古いことば。


ナイフエッジ、水の流れゆく下で生き続ける。雲と。誰にも知られずに。


なにひとつ変わりはしない。オレンジの情景は夜明け。雲と。

朱い情景は日曜日。彼女が立っている。雲と。