4-01-15 スピッツ / 惑星のかけら 中古自動車屋のスピーカー。低い屋根が連なるブラスター。光の音。僕は粒子で。 目をつぶるだけで遠くへ行けたらいいのに。 石油タンクの向こう。生ぬるいビールで観る星。煙草のけむり。もう、冬を知っていた屋根の上。トロンボーン。イントゥ・パレード。切り裂いて。 どこまでも追いかけたフィードバック。指と指をすりぬけていったこと以上に――五分二十八秒前と同じ駐車場のライン上の靴と泣いた。十七歳、八月の。