『キャプテン翼 - ワールドユース編 -』 (高橋陽一)

walk out to winter

アナーキック・ロマンティシズム・オブ・ユース! そして、高潔さにスリーチアーズ。

C-86の頃、ドイツでスロウ・ザッツ・ビートが、あるいは、S.O.B.とナパーム・デスが遠く離れた地で同時発生したようなシンクロニシティを、キャプテン翼ネオアコ・オリジナル世代に感じてしまうのは、僕だけじゃないはず。だと思う。たぶん。きっと・・・

この「ワールドユース編」が始まったのが94年。ニルヴァーナの「ハロー、ハロー、ハウロウ?」に対する回答が、「大空翼、元気です!!」なのかってくらいに描かれていく"ボーイズ・ワンダーズ"。そして、永遠のサッカー少年たちの"恋はつかのま"。

それにしても、高橋先生のフォロワーっていないよなぁって思ったけど、アズテック・カメラを聴いて「冬へと歩き出す」ように、キャプテン翼を読んで、みんな、サッカーボールと"トモダチ"になったっていうことなのだろう。