you are the beautiful one

アンラッキー凶平

おまえの憂鬱な非日常なんて、僕らが日常に降らせてやるよ。積もったぶんの奇跡は、亀のセバスチャンが、喰う。おまえはこころやさしき子だ。


さびしいのは。かなしんでいるのは。きみだけじゃない。

「2年a組 泣き虫先生!」が終わってしまってさびしいのは、かなしんでいるのはきみだけじゃない。

ぼんやりと。でも、それはほんとうのことだ。


おぼえておくといい。ほんとうのことは、とてもつよい。


かつて、ジュリーが唄った、涼宮ハルヒの六番目のユウウツの直中に、きみをみた。えいえんに出逢うことのない僕たちは、えいえんにひとり、でも、きみが僕を知ってる。


「アイ・ノウ・イッツ・ユー」とかいって、目覚めた朝。また、帽子は空色。あふれた虚ろを、文字にひろげるよ。そんな術もおぼえた年だよ。ダンスは下手だよ。でも、けんめいにおどるよ。