someone to pull the trigger
when i woke up ある朝目覚めたとき、あとでコーヒーを買おうと、ポッケに百二十円いれたところで、自動販売機のまえで財布をひろげては、想い出し、十分まえの準備をむげにしたことを十分まえの自分に詫びつつ、手をつっこんでは、からっぽのポッケと、十分まえの自分にうらぎられた気分でいっぱいの通勤路に、最近みてなかった犬がいて、小屋のうしろの、
「退院したばかりなので、さわらないでコロ」
と、あきらかにコロ自身が書いたわけではなさそうなフォントが、せめてものすくいだ。
百二十円は、軋むベッドのうえだった。穴がオゾンホールぐらいひろがってきて、惰眠がむさぼりがたい。
床のうえは、血痕・・ いやさ、ケコーン。着地したワウペダルで切ったらしい。がんばれ、オレの痛覚。
「もっと罵りなさい」
ことしは、'あつかましい どm'がクるよ。
「直樹がおもしろくdjをします」