首筋に少し、美辞麗句の爪を立てた

マンモス広場で8時

というわけで、今日はu.f.o.が、あっちいってこっちいっておっこちて、池がふたつできる日だ。


舟を浮かべよう。結ばれるはずの二十歳をこえるまで「世界の車窓から」を「せかいのしゃまどから」と読んでいたぶんざいで、乗るには僕は肥大化しすぎたよ。

それはそれとして、nhkの音楽番組に出演したバクチクを観た祖母が、

「どいたつで!? この子らぁは (星野クン以外の髪型は、やりすぎでは?)」と、おどろいたのが昨日のことのようだ。

あぁ、ほんと云うと、長い長い昨日だ。


滝廉太郎やら、山田耕筰やらのポートレートすべてのほっぺたに'B-T'と描かれた音楽の教科書を、いもうとちゃんに発見されたのは、それから十年後のことだが、それはまたべつのおはなし。


機械にならないと、ひとも愛せなかったのか。それでも、なお、機械になるまで、ひとを愛そうとしたのか。

そんなおまえには、ヒゲをつけてやる。誰よりも立派で。誰よりも馬鹿みたいなヒゲを。


きっとかわいい女の子だから。