kaco / ためいき

classic

kacoについて、コメントすればするほど彼女への愛が空洞化かつ形骸化していくような気がして、自分としては辛いことこの上ない。のだが、オレがどうなろうと、そんなことはこのレビューを読んでくれている方にとってはどうでもいいことで、と言うより、死のうが生きようが知ったこっちゃないというのが本当のところなわけで、ますますオレは、kacoへの愛を募らせるかたわら、萎縮してゆく自分と向き合わねばならない厳しい現実を目の当たりにするんである。要は、下らない生などにさっさと見切りをつけられないオレの弱さが、kacoへの偏執的な愛となって、フロアに邪気を孕ませるのだと思う。