「恋はいつだって唐突だ」

冬の花火がきれいだった

どこにもみつけられないよ、アルタルフ。'b級'だなんて云うオマエのクラスは何組や? と、dodododododododo毒づくとき、バンド名に'a'がふくまれていれば、'アナーキーマーク'があしらえたのに、と、する後悔は遅すぎたが、'アナーキー'が書けないタイプライターなんか、やっぱりダメだ。


それならば。


あの歌の下にあつまろう。きみがあつまったそこと、ぼくがあつまったそこはきっとちがっても、長い髪を切ったきみの、終わりを待っているいつも乾ききったひとみで、丘の上、観る。

そんなふうに。あんなふうに、結婚したい。かけつけた足下、低くかけぬけるギターの音を。はやしたて、ガールフレンドに耳をひっぱられ、「痛いがな、痛いがな!」と、云おうとする。