戦争しか知らない子供たち

日なたの窓に憧れてたんだ

弱っていた。
冷蔵庫の冷気に痛み、のどがはしかく、ふしぶしから枯れ枝のような音が鳴っていたので、「風邪かな?」と想い、七時間ほど寝こんでいた。


きみは、無事だろうか。


長生きしなくてもいいから、どうか最後には、幸せな記憶を。


あわよくば、長生きを。


ねがわくば、朝を待つ、あたた〜かい毛布を。
もふっと、きみに。