家政婦が黙殺

からくりをとかせてもらおやないか

ギグのち、エヘン虫にやられたのか、咳のとまる気配がない。


動物みたいな片想い、幾重にもクロスして大気圏まで萌え尽きるのサ――治った兄の結核も、降る雲の欠片。空に揺れたい。


揺れていたいのだ。
冬の終わりに怯えても、空は見上げ忘れない。
見下ろす空のような時間を。防波堤、波打ち際は、いつも砕けた。


「チェンジ・ディス・ワールド」――もう喰べられない夢と寝言。