epo / 音楽のような風

センチメンタル過剰

今のオレの音楽観は、たぶんこの曲を何度も何度も聴いていた頃から、何も変わっていないと思う。いや、変わるのはオレだけで、楽曲は何も変わりはしない。それを洗練と呼ぶことに異論はないが、失われていくもののあまりの大きさに、オレは気が遠くなる。そして、オレにとってのセンチメンタリズムがあるとすれば、たぶんこの地球以外に産まれ落ちた時の記憶が、無意識下で蠢いているからだろう。いま在るものが全て、などという奴とは相容れない理由がそれだ。現実を直視せよ、って?クソ食らえ。