海に生まれるつもりじゃなかった

永遠の遠国

きっと、また、前世以上にひどく赤く傷つけあうと。また、死んでしまうまえに気づけてよかったと想うよ。


そのくせ、この三度目の夏を生きてみようか、なんて。


僕はきっとまちがっていて。誰もまだみたことのないまちがいの行く先をみてみたいのだ。


歴史にのこることのない、珍解答のコンピレーション。やみくもなラヴ。


「見つけたぞ」って云ったら、

「何を?」って聞くのが礼儀。


溶けこむ、に生きる、その目できみをみるから。高橋留美子先生の描くしとやかな獣のように、よこしまで、ふしだらで、ただれて、やましい目で。


永遠を。


種の保存に無頓着(興味はある)。